<ばばクリニック>

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脂質代謝異常症(コレステロールが高い。中性脂肪が高い)

C美さん>この前、地域の健康診断を受けたらコレステロールが高いって言われたんです。10年前までは高くなかったんですけど、ここ数年は毎回ひっかかります。

B先生>コレステロールが高かったんですね。コレステロールには悪玉(LDL)と善玉(HDL)がありますが、どちらが高かったんですか?

C美さん>確か、LDLが高かったので悪玉ですね。

 

B先生>悪玉のLDLが高い場合、善玉のHDLが低い場合、中性脂肪が高い場合、は脂質代謝異常症と呼んでいます。20代など若い方でコレステロールが高い人は少ないのですが、年齢とともに脂質代謝異常の人が増えてきます。特に女性は中年以降でコレステロールが上がってくる方が多いのです。

 

C美さん>でも、別に何ともないんです。体調もバッチリです。

B先生>そうなんです。コレステロールや中性脂肪だけでなく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、それ自体では症状がでることは少ないのです。ただ、生活習慣病を放置したままだと全身の血管がボロボロになってしまいます。ボロボロになった血管は詰まりやすく破れやすいので、脳卒中や心臓病をひきおこす原因になります。一説によれば、コレステロール異常の方は日本に3000万人いると言われています。これらの人がきちんと治療を受ければ、日本の脳卒中や心臓病の発生は減らせられるでしょうね。

C美さん>えっ、、、。昔、母親が脳梗塞で寝たきりになってしまったんです。10年も介護が必要で、、、。脳卒中は怖いのでコレステロールを下げる薬を下さい。

B先生>そうですね。コレステロールに注意を向けてもらったのは良いことですが、薬は飲み始めると、なかなか止められません。まずは、生活習慣の改善を試みてみましょう。運動や健康的な食事を意識してみて、コレステロールを下げられるか試してみましょう。薬を飲むかどうかは、半年後に再度判定してみませんか?

C美さん>分かりました。頑張ってみます。

 

B先生>でも、無理は禁物です。コレステロールが高いのは今だけではありません。一時的な生活習慣の改善だけでなく、長く続ける努力が必要です。一緒に頑張っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

脂質異常症 (詳しい説明)

脂質異常症そのものは、全く症状を引き起しませんが、異常が続くと少しずつ確実に体を蝕んでいき、心臓病や脳卒中などの重篤な病気を引き起こします。

 

脂質異常症は血液検査で診断されます

  ①LDL(悪玉)コレステロール  140mg/dl以上

  ②HDL(善玉)コレステロール  40mg/dl未満

  ③中性脂肪 150mg/dl以上

  のうち一つでも当てはまると「脂質異常症」です。

 

中性脂肪やコレステロールが高いと、血液がドロドロになり、動脈硬化がおこりやすくなります。

 

健康診断の前日の飲酒や脂肪の多い食事によって、中性脂肪が高くなり、逆にコレステロールの一部(LDL)が低くなることがあります

 (再検査が必要になります)。

 

 中性脂肪(TG):

中性脂肪の高値が続く時は動脈硬化から心臓病、脳卒中を引き起こします

体質、過食、飲酒、運動不足が原因です。生活習慣を改善しましょう

それでも改善がなければ、将来の健康を損なわないうちに治療を行ないましょう

 コレステロール:LDL(悪玉)が高い、あるいはHDL(善玉)が低い、場合は         注意が必要です。

    肥満、高血圧、糖尿病などの併発で、動脈硬化の危険性が上がります

    運動、脂肪の少ない食事、禁煙が必要です         

    生活の改善を試みて、再検査を受けましょう

 

 

食事療法: 

  LDLを下げる→豚や牛の脂身、卵などはLDLが多いので量を減らしましょう

         青魚は善玉コレステロールを増やします  

 食物繊維はLDLを下げる効果があり、緑黄色野菜は動脈硬化を   

 抑えます

  中性脂肪を下げる→脂肪だけでなく、糖質や炭水化物のとりすぎに注意しま

           しょう。

 

 

 

糖尿病、高血圧、脂質代謝異常については、体質(遺伝)の要素が大きく、同じ生活をしていても悪くなる方と全く正常の方がいます。また、若い時はほとんど正常で30代後半くらいから異常を示す方が多くなります

異常値がでることは、仕方ない部分もあります。努力しても改善しないことも良くあります。

しかし、最も重要なことは、これらの異常状態が改善できないまま放置しておくと、動脈がボロボロになり脳卒中や心臓病をおこしてしまうことです

 

努力しても改善しない場合、努力する時間や意思がない場合は、割り切って薬の治療をうけましょう(治療で数値が改善すれば、次の障害を予防できることが分かっています)