脱毛症

脱毛症(特に男性型脱毛症について)

脱毛症には男性型脱毛症(女性にも起こります)、円形脱毛症があります

 

他の原因として、出産後、手術後の脱毛、精神的ストレスによる脱毛、原因不明の脱毛(慢性休止期脱毛)、膠原病・甲状腺疾患・貧血などの全身疾患に伴う脱毛、ダイエットによる脱毛があります。

 

円形脱毛については、以前は原因としてストレスが強調されていましたが、現在は自分の免疫細胞が活性化しておこる病気(自己免疫疾患)とされています。皮膚科の病気です。

 

男性型脱毛症は女性にも起こります

男性の場合は、前頭部と頭頂部の頭髪が柔らかく細く短くなり、生え際が後退してきます。20代後半から目立ってきます

女性の場合は頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄くなることが多いようです。女性の場合は男性ホルモンの影響は明らかになっていません

 

いずれも太い髪の毛が抜けるのではなく、細い柔らかい毛が抜けるのが特徴とされています。

 

治療としては、皮膚科学会からガイドラインが出されています

推奨治療は

  男性

   ①プロペシアの内服

   ②リアップx5の外用

  女性

   ①リアップレディの外用

   (女性のプロペシアについては無効であると考えられています)

治療に反応しない場合は、自己植毛も考慮されます。

 

他の外用薬については、現時点では科学的な有効性については定まっていないのですが、使用しても害はないと考えられています(効くかもしれないが効果が証明されていない)